「江戸9人の工芸」展セミナー出演します。

 いやはや、とうに始まっておりますが、「江戸9人の工芸」展。
10月1日のKITA'Sセミナーで、喜多俊之さんとトークをさせていただくという
大変名誉な体験をさせていただける事になりました。

平成21年1月にも、プロダクトデザイナーの喜多俊之さんの
大阪天満にあったギャラリーで展示会をやらせていただき、
セミナーでトークを体験しておりますので、今回で2度目の栄誉ということになります。
→ 《参照》 江東区伝統工芸会BLOG

もっとも前回同様今回も、こちら職人側は複数人、喜多さんの質問に答えるという形式ですが。
篠山には常設で自分の作ったものも置いて頂いていますので、一度は伺っておきたかったし、
もちろん喜多さんにお会いするのも楽しみです。

今取り組んでいる仕事、早くケリをつけなければ・・・

ところで、DMにもあるようにテーマの一つとして「お茶」があります。
9人の作り手がそれぞれ茶道具を持ち寄って展示します。
私のところは、錫で抹茶碗。津軽塗の松山継道さんに中側を塗って頂きました。

左から、紋紗塗り、唐塗り、ななこ塗りです。

表面は錫を梨地に仕上げて、これは私の方で漆を施しました。
左から、千歳グリーン、山吹、黒です。

今回は、一番左のものを展示しています。

初めて取り組んだ課題でもあったり、いろいろと気付かされることもあり、
また、新しい技法も試してみたりと大変勉強になるよい機会となりました。









→ 《参照》 篠山ギャラリーKITA’S http://www.sasayama-kitas.jp


TOPページ moco さんから mibu さんへ

 7月に書きそびれていたことがある。
お気づきの方もいらしたと思うが、TOPページを更新していたのである。
何を今更と言ってくれますな。IT関連決して得意ではないわりに、
それなりに合間を見て頑張っておるつもりなものですから・・・。温かい目でお願いします。

それまでは、フラワーデコレータのmocoさんにお願いして、3回にわたりTOPページを
彩って参りました。コルザデザインの野原さんのご紹介で始まったこの企画。
男所帯の錫光に、女性的な優しい和みの空間を切り取って頂き、無機質なわがHPを
素敵に彩って頂いていたというわけです。

私自身大変楽しみにしていた企画。
催促なしで都合のよい時にとの前提で、首を長くして待ったものです。

がしかし、そういう蜜月時代(自分にとって)は、そうは長く続かないものですね。
いろんないろんなことがあり過ぎて、写真を発信して頂く事が難しくなってしまったそうです。
残念!! また時期を見て何か出来たらいいなあと思います。

そこで白羽の矢が立ったのが、写真家の壬生勇輔氏。
若いが中身の濃〜い修業時代を経て一本立ち。
優しい雰囲気の中に時折見せるキラリと光る鋭いヤイバ。
いやそのヤイバをはっきりと確認したわけではない。
つまりそういうキラリと光るものを秘めてるなと感じさせる何かを持っている。
私のような素人には見せないが相当のプロ意識・プライドを持つ、気骨のある人と見ています。

それはあるいは私の買い被りかもしれないが、この人に自由に取ってもらおうと思いました。
それが、TOPを飾る一枚の写真 「vol.1 mibu × suzukou」。





suzukaze一口ビール(イシメ)

 「 この一口ビールを手に取ってみると、
  手作りだけが成せる不思議な力に吸い込まれそうになる。
  手触り・重さ・口当たり・ツチメの力強さ。
  懐かしいようで新しい。
  この一枚の写真に、
  日本の伝統のこと、今の日本のこと、錫の力強さを
  少しは表現できたと思います。」

というご本人のコメント。
ロケに出かけたり、スタジオ(?)で撮ったり、アイテムも一つだけではなかったので
相当の枚数を撮って頂いたようです。その中のたった一枚。

実はもう一枚ロケで撮った写真がありました。これも悪くはない。いや良い。
上の写真はご本人が個性が出過ぎてこれはちょっとと遠慮がちに提示されのです。
しかし、私は断然こっちが良いと思いました。壬生流でいいでしょ。

どうしたらこういう写真になるのかなあ?撮ったままで何も手を加えていないんだそうです。

「日本の伝統のこと、今の日本のこと、・・・・」とコメントにある。
震災のことは本人に相当深く心をえぐったようだった。(多くの人がそうだと思うが)
心なしか日章旗にも見え、「pray 4 Japan」との思いが伝わってくるようだがいかがか?

実は、vol.2用のアイテムを送り込み、写真が上がってくるのを待っているのだ。

で、あわててこの稿を書いている次第。 coming soon!




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プロフィール

錫光は、ロクロ挽きで酒器・茶器等の錫(すず)製品を作る工房です。地金の仕入れから鋳込み・ロクロ挽き・ツチメ打ち・絵付け・漆塗りなど一貫した手作りにこだわる伝統工芸品を製造販売しています。
このサイトは、新着情報や日々感じたことなどを気まま勝手に綴る、錫光のオフィシャルブログサイトです。

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